令和7年『春季永代経法会』三日目
ご講師 島 義恵師
4月28日に春の永代経法会の三日目を開催致しました。
この日は雨模様の天気ではありましたが、初日、二日目度同様に勤行とご法話の構成で行わせて頂きました。
前半の勤行では、富田地区周辺の高田派の御寺院様にもご出勤頂き、『仏説阿弥陀経』と『三重念仏一首和讃』をお勤めしました。
後半は、岡崎市 聖洞寺様の島義恵師にご法話を頂戴しました。
島師は、「私達にかけられた願い」という事を主題にお話し下さりました。
島師は、親鸞聖人が「有阿弥陀仏」というお弟子さんによる「念仏往生」についてのご質問に対するご返答が著された『御消息』から、聖人のそのお弟子さんに対する願いや、島師ご自身の経験談として、おじい様がご自身に対して願ってくださっていた事などをお話し下さりました。
そして、そのような先達の皆様方の「私達に掛けられた願い」のもとは、大いなる慈悲の心によっておこされた阿弥陀如来様のご本願であるという事を教えて下さりました。
私達は、ともすれば「ひとりぼっち」と孤独感に苛まれてこの人生を歩んでいるのかもしれません。しかし、色々な方々から「願われている」と気づかせて頂けたなら、「ひとりではなかった」と安心感をえる事ができるのではないでしょうか。
阿弥陀如来様、親鸞聖人を始めお念仏申し上げる人生を歩まれた先達の皆様などがいつも私の事を心配して下さっている事を想い、その方々への感謝の気持ちをもってお念仏申し上げていこうと改めて想わせて頂いたご法話でありました。
次回、蓮光寺で開催致しますご法要は、真宗高田派の宗祖親鸞聖人の御誕生をお祝い申し上げお勤めさせて頂く『宗祖降誕会』(しゅうそごうたんえ)です。(令和7年5月22日(木)14時より)。
このご法要は富田地区高田派3ヶ寺(善教寺様・正泉寺様・蓮光寺)持ち回りで開催しており、本年は私共、蓮光寺の主催です。
皆様是非ともご参詣下さい。
合掌
住職
