『秋季永代経法会』一日目
写真:ご法話の様子
写真:ご講師 結城道哉師
昨日10月8日に春の永代経法会の一日目を開催いたしました。
今回の永代経法会は、納骨檀等にご加盟を頂いている皆様方のご縁者の方々の追弔法会との合同での開催とさせて頂きました。
最初に富田周辺地区の同じ高田派のご法中(僧侶の方々)にもご出勤頂き、『仏説阿弥陀経』『重誓偈』をお勤めいたしました。
その後、愛知県西尾市 浄土真宗本願寺派浄願寺様 前住職・四日市市大井出 浄土真宗本願寺派浄蓮寺様 副住職 結城道哉師にご法話を頂戴しました。
結城師は、親鸞聖人が『正信偈』(正信念仏偈)に込められた私達に伝えて下さったことなどについてお話し下さいました。
主に「如来所以興出世」(にょらいしょいこうしゅっせ)・「唯説弥陀本願海」(ゆいせつみだほんがんかい)・「五濁悪時群生海」(ごじょくあくじぐんじょうかい)・「応信如来如実言」(おうしんにょらいにょじつごん)の四句を中心にその意味や、聖人のお心について、とても丁寧にわかりやすくお話し下さり、「そうだったのか」と気づかせて頂く事が多かったです。
特に親鸞聖人が『正信偈』で讃えられる源信僧都(そうず)や法然上人が、八百~千年程昔に書かれた『源氏物語』や『平家物語』に登場する事や、これらの歴史的な作品同様に『正信偈』が遠い昔から現在に至るまで、よまれ続けている事の尊さを感じました。そして、長い年月を掛けて『正信偈』を繋ぎ届けて下さった先達の皆様方への感謝の気持ちと今度は私達がそれを次の時代へと伝えていく事の大切さを再認識しました。
また、ご法話の最後に「阿弥陀様は、私の声となって下さった仏様です。」「名前となって下さった仏様です。」「親鸞聖人はこの言葉を伝えんが為に『正信偈』をあらわして下さいました。」とお話くださった時に、ご聴聞下さった皆様方が深く頷かれているのがとても印象的でした。
そして、皆様方と共にいつもにも増して、力強く「南無阿弥陀仏」とお念仏申し上げさせて頂き、この日の法会を終了いたしました。
本日 10月9日、明日 10日も永代経法会(納骨檀追弔法会と合同開催)を午後2時より開催致します。是非ともお参り下さい。
合掌
住職