『秋季永代経法会』二日目
写真 : ご法話の様子
昨日10月9日に秋の永代経法会の二日目(納骨檀追弔法会と合同開催)を開催いたしました。
前日の夜からの雨も午前中にはやみまして、晴天のもと行わせて頂きました。
最初に住職が『仏説阿弥陀経』『重誓偈』をお勤めいたしました。
その後に、愛知県西尾市吉良町 浄土真宗本願寺派 教蓮寺様 住職の小野線隆師にご法話を頂戴しました。
『正信偈』(正信念仏偈)の中の『顕示難行陸路苦』(けんじなんぎょうろくろく)『信楽易行水道楽』(しんぎょういぎょうしいどうらく)の二句をご讃題に浄土七高僧のお一人、龍樹菩薩の示された二つの仏道である「難行道」と「易行道」についてお話し下さいました。
小野師はとても柔らかいお話し方で、分かり易くお話をして下さいました。
まず最初に、龍樹菩薩がどのようなお方であったかや、その教えについて色々と聞かせて頂きました。そして、龍樹菩薩が「陸を歩くが如く、厳しい修行を積んでも、どこまでいっても辿り着けない道が『難行道』であり、それは歩むべき道ではないんだ。」と仰られ、「阿弥陀如来様の願いの船に乗せて頂いて歩ませて頂く道のりであるのが『易行道』です」と仰り、この道をお勧め下さったという事を聞かせてくださいました。
本日のご法話を聞かせて頂き、「難行道」ではなく、阿弥陀如来様のお導きによる「易行道」を進ませて頂くしか私達にはないのだという龍樹菩薩のお勧めは、大変重みのあるものであり、私自身、今まで歩んできた道は、その二つの道の入り口までにも立てているのだろうか等、色々と考えさせられるものがありました。ですが、そのような私だからこそ、これからも阿弥陀如来様の呼び声を聞いて、お念仏申していかねばならないと味合わせて頂いた本日のご法話でした。
本日、10日は、秋季永代経法会(納骨檀追弔法会と合同開催)最終日です。午後2時より開催いたします。是非ともお参り下さい。
合掌
住職